30歳女 転職してデザイナーズブランドでデザイナーをしています。

アパレルメーカーでレディースウェアのデザイナーをしています。
中学生頃、雑誌の影響でファッションに興味を持ち、高校卒業後に専門学校に入学、卒業しました。
現在デザイナー歴としては8年目、会社は2社目です。
学生の頃は、いわゆる衣装的で突飛、派手なデザインというよりは、自分が日常で着たいと思えるような、リアルクローズをデザインするのが夢で、専門学校卒業後は駅ビルやショッピングモール、百貨店に店舗を持つ、大手のアパレルメーカーに就職しました。
しかし、実際就職してみると大手ゆえの保守的な姿勢(世の中に流通した、いわゆる流行している商品、企画の焼き直し)や、意思決定までの時間が長く、デザイン決定1つにおいても沢山の人の承認を得なくてはならない点、何より1つのブランドにデザイナーが多く、そもそもデザインできる型数が少ない点が、デザイナーとしてはかなり退屈な会社でした。

今、振り返ると誰もが知っている大手企業の知名度という安心感はありましたが、特に給与が良いわけでもなく、あのままそこに留まっていれば、デザイナーとしての成長は止まっていたと思います。

結果、5年目の春に退社、現在のデザイナーズブランドの小さな会社に移りました。
現在の会社は規模が小さい分、沢山のデザインを任せてもらえ、デザイナーとしての力量をあげることができ、やりがいを感じています。

あまり知名度もない小さな会社ですが、給与も前職の大手企業よりキャリアアップ、といことで上げてもらえ、かなり満足しています。

不満な点としては、人手が少ない分、生産管理やチーフのアシスタント業務、展示会準備等、デザイン以外の業務がかなり多くなってしまったこと、また小規模の会社で売り上げが落ちると、先行きの不安が如実に感じられることです。

アパレル業界は現在、ラグジュアリーなゾーンと安価なゾーンの二極化が進み、中間ゾーンで活躍していた国内ブランドが淘汰されつつあり、需要と供給で言えば飽和状態です。
全体的には不景気と言われる厳しい業界で、在籍しているだけで業績や給与がアップしていくような、楽な業界ではありません。

もし、これからファッションやアパレルの世界に進もう、と考えていらっしゃる人がいたら、どういったこと(会社やブランドのやっていること)が自分に向いているか、また求めているか、また自分にとって魅力を感じるのか、よく自分自身を掘り下げ、やりがいを見出していかないと、なかなか厳しい世界だと思います。

現在は、個人でいろんな情報を発信しやすい世の中なので、企業やブランド属さなくてもやっていく方法もありますし、転職も当たり前の業界なので、1つのことにこだわらず、フレキシブルに動く、また興味があったら挑戦してみる、楽しそうだったら参加してみる、くらいの気持ちで動くのもありだと思います。

厳しいことや思った以上に地味で地道な面も多いですが、好きで楽しめれば、本当に良い業界だとも思いますよ。
ぜひ頑張ってみてください。