29歳女 自分がどうなりたいかを発信してキャリアアップしました
私は大学4年生のときに20代向けのレディースブランドを運営する会社に入社しました。
そのまま社員登用され、2年後に都内の店舗の店長になりました。
店長を1年半経験し、そのあとは本社で3年ほど営業職に従事しています。
自分の年齢とブランドがそぐわなくなったため、20代最後に退職し現在は別業界で働いています。
もともと洋服が好きだったので、大学に入ってすぐに学生OKのアパレルショップで働きました。
そこでは学生ということもあり、大きな仕事は任されていませんでした。
就職活動ではブライダル業界を中心に探していましたが、うまくいかず、別業界からの内定でした。
そこで働く自分のイメージができず悩んでいた中で、最後にここだけ受けてみようと好きなブランドをアルバイトで応募し、受かったため就職活動を辞めて
しっかり「仕事」としてアパレルに向き合うことにしました。
女性ばかりの職場なので、ギスギスしていたり上下関係がはっきりしている怖いイメージを抱いていました。
実際に入ってみると、芯がはっきりしていたり気が強い人はいたもののみんながでお店の予算達成をするという目標があるのでチームワークの強い職場でした。
最初は自分だけ実績をつけて、販売からすぐにキャリアアップしたいと考えていましたが、いざ働いてみると後輩のマネジメントや顧客作り、ファッションビル担当者との関係構築や裏方作業など業務は幅広く、せっかく販売をやるならいつかは一つのお店を任せてほしいと思うようになりました。
せっかくアパレルに入ったのだからしっかりと評価してもらえるまでは続けようと思い、目標を「店長になること」に設定しました。
店長に昇進し、数年やったときに本社に異動したときも、そこでも「3年以内に~~~を達成する」と明確な目標を立てました。
周りの異動を見て焦ることももちろんありましたが、自分の目標に対してぶれていないかを常に確認していました。
面談などのタイミングで「店長になりたい」と話していたり、「店舗は後輩に任せたい」と、自分の考えは上長に共有してきました。
タイミングよく異動できたのは、発信してきたことと汲み取ってくれる会社だったからだと感じています。
店長時代に後悔していることが一つあります。
店長になったばかりの時に、うまく後輩のマネジメントができなかったことです。
店長の一言、行動ひとつでお店や仲間の雰囲気はガラっと変わります。
もう少し余裕を持って仕事に取り組んだり、うまくお店の仲間に頼ることができたら辞める子もいなかったし、お店の実績も変わっていたのではと思っています。
アパレルは、時代の流行を色濃く受けますが、しばらく働くと自分が慣れてルーティーンのような仕事になりがちです。
後輩ができたタイミングや自分がある程度の位置に入ってしまうと気が緩みます。
そこで明確な目標を作れるかどうかが分かれどころです。
どの仕事でもそうですが、なんとなくやってみるかとせっかくならここまではできるようにしたいと思うか、目標を立てているかで働き方は全然違います。
「自分がどうなりたいか」はぜひ組み立てて、面接や上長に話してみてください。
すぐに形にならなくても思いがけないタイミングで汲み取ってくれる可能性があります。
ブランドを出したいと話した社員が新ブランド事業部に異動になったり、店長になりたいと言った社員が副店長として異動することも少なくないです。
アパレルで働くならその先どうしたいか、どうなりたいかもぜひ考えてみてください。